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シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違い【白ワイン2大品種】

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランは、白ワインの品種として有名ですが、それぞれに違いがあることはご存知でしょうか?

本記事では、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違いについて、栽培地域や香りと味、相性の良い料理などそれぞれの特徴と違いを解説しています。

本記事を読むことで、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違いを理解し、シーンや料理に合わせて好みの白ワインを選べるようになります。

ハヤト

それぞれの品種のおすすめ白ワインも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事を読んで分かること

  • シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違いがわかる
  • シャルドネのおすすめワインがわかる
  • ソーヴィニヨン・ブランのおすすめワインがわかる
目次

シャルドネとソーヴィニヨンブランの違い

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランは、ともに白ワインに使われる品種として有名です。しかし、一口に白ワインと言っても、それぞれの品種ごとに違いがあります。

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの大まかな違いは以下の通りです。

  • 栽培地域
  • 香りと味
  • ボディと樽熟成
  • 相性の良い料理の違い
  • ソーヴィニヨン・ブランはシャンパンになれない

さっそく、それぞれの違いについて詳しく解説します。

栽培地域の違い

シャルドネの栽培地域

シャルドネは、フランスのブルゴーニュ地方が原産地であり、シャブリやモンラッシェ、ムルソーといった銘柄がブルゴーニュのシャルドネ100%ワインとして有名です。

その他、アメリカのカリフォルニア州や、オーストラリア、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、ニュージーランドなども主要な産地で、日本でも栽培されています。

ソーヴィニヨン・ブランの栽培地域

ソーヴィニヨン・ブランも、フランスが原産地であり、フランスではボルドー地方やロワール地方の白ワインが有名です。その他、ニュージーランド、南アフリカ、カリフォルニアなど、ソーヴィニヨン・ブランも世界で広く栽培されている品種になります。

香りと味の違い

シャルドネの香りと味わい

シャルドネは、栽培される地域や作り手によって味わいに変化が出る品種です。

例えば、ブルゴーニュ地方のシャルドネは、ミネラル感と酸味のある味わいが特徴で、カリフォルニア産のシャルドネは、フルーティーでバニラやトーストのような味わいになることが多いです。

「特徴がない」のがシャルドネの特徴と言われることもありますが、品種自体のポテンシャルは高いので、どこの産地の白ワインでも大抵は美味しく味わうことができます。

ソーヴィニヨン・ブランの香りと味わい

ソーヴィニヨン・ブランは、グレープフルーツのようなフレッシュな柑橘系や青リンゴ、若草やハーブの爽やかな香り、さらには果実感や酸味を楽しむことができます。

シャルドネと比べると栽培地域ごとでの差は大きく表れませんが、フランス産のソーヴィニヨンブランは、酸味が強く、グレープフルーツのような風味があり、一方でカリフォルニア産のソーヴィニヨンブランは、トロピカルフルーツのような風味があるなどの違いがあります。

ボディと醸造方法の違い

シャルドネはフルボディの白ワインで、醸造方法としては、オーク樽で発酵や熟成を行うことが多いです。これによってバニラやスパイスの風味が加わります。また、マロラクティック発酵を行うことで、柔らかい酸味が生まれさらに違った味わいを楽しめます。

一方、ソーヴィニヨン・ブランはライトボディの白ワインになります。

主な醸造方法は、ステンレスタンクで発酵や熟成を行うことが多く、これによってフレッシュな果実味やハーブの風味が加わります。また、ぶどう自体の酸味が強い品種であるため、熟成したとしても酸味が和らぐことが少なく、熟成の効果をあまり得られません。そのため、熟成ずに若いうちに飲まれることが比較的多いです。

相性の良い料理の違い

Feast on some freshly shucked oysters and savor a glass of white wine in a vibrant seafood eatery. AI generative

シャルドネと相性の良い料理の違い

シャルドネのバターやバニラのような風味は魚介類や鶏肉のグリルなどバターを使った料理や、クリーミーな味わいの料理と相性が良いと言われています。例えば、ホタテのバターソテーや、ムール貝のクリームソースパスタ、チキンポタージュやクリームチキンなどがおすすめです。

その他、キノコ類のリゾットやパスタとも相性が良いとされています。例えば、ポルチーニ茸のリゾットや、キノコのクリームパスタなども合わせる料理としておすすめです。

ソーヴィニヨン・ブランと相性の良い料理の違い

ソーヴィニヨン・ブランの持つ爽やかなでみずみずしい香りは生の食材の新鮮さとマッチします。刺身や寿司などの日本料理との相性もよく、お寿司屋さんでソーヴィニヨン・ブラン100%のワインがメニューに載っていることもあります。

その他、魚介のカルパッチョや新鮮な野菜を使ったサラダやマリネなど、食材の鮮度を感じられる料理との相性も抜群です。

価格帯の違い

シャルドネとソーヴィニヨンブランは、その品種の特徴や味わいによって価格帯が異なることもあります。例えば、シャルドネはより樽熟成されたものや高品質なものは高価格帯になる傾向があります。一方、ソーヴィニヨンブランは若いうちに飲んでも美味しいことから、手頃な価格帯のものが多く、入手しやすい品種として知られています。

ただし、価格帯の高いシャルドネやソーヴィニヨンブランにも、高品質なものが多く存在しています。特に、シャルドネはフランスのブルゴーニュ地方で栽培されるものが最高品質とされ、その中でも特に高価格帯のものは、世界中のワイン愛好家によって高く評価されています。

さらに、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランには、ブレンドワインも多数存在しています。これらのワインは、複数の品種をブレンドして作られることで、それぞれの品種の持つ特徴を活かしつつ、より複雑な味わいを楽しむことができます。

ソーヴィニヨン・ブランはシャンパンになれない

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違いは、シャルドネはシャンパンになるが、ソーヴィニヨン・ブランはシャンパンになれないということです。

シャンパンは、シャンパーニュ地方で作られた発泡性の白ワインとロゼを指し、それ以外のものはスパークリングワインとして区別されます。

シャンパン作りには厳格なルールが適用され、その中でシャンパンに使用できる品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ、ピノ・グリ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、アルバンヌに限定されます。

特に、メインで使用されるのはシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエで、シャンパンと名前がついている白ワインは、ほとんどがこの品種で作られています。

そのため、使用可能な品種に含まれていないソーヴィニヨン・ブランの発泡性白ワインはシャンパンと名乗ることができず、全てスパークリングワインに分類されます。

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